年々男性も女性も平均寿命が長くなっています。

人生100年も夢ではない時代に、今後の自分の老後を考える機会というのは非常に重要なポイントです。

ただ、あまりにも若い年代のうちはなかなか考えることは難しいかもしれませんが、人生の折り返し地点でもある50代の時に、これからの人生を考えてみましょう。

 

折り返しの50代でまず考える「住プラン」の点検

近年では、65歳定年が一般的になり、退職金が出ない会社の方が増えてきています。

そこでまず人生100年と考えた時、50代は自分の住プランを見直さなくてはいけないのです。

住プランって何?と思うでしょうが、定年を過ぎた第2の人生を過ごす時にもっとも重要なポイントは居住環境だといえます。

50代の今は元気に働き、子供達がやっと手が離れ始めた頃という人もたくさんいます。

そんな時に、自分の定年後のことを考えるのは難しいと思うかもしれませんが、自分自身の人生設計を考える折り返し地点に位置づけられるので、今後の40年50年の居住環境についてプランを考えることを住プランと呼ぶのです。

 

まだまだ先、と考えていないと親の介護が必要になったとか自分の体調が悪くなった、など年齢を重ねていくうちに自分の体や環境はめまぐるしく変わっていきます。

もっとも住プランを考えなくてはいけないのは、自分の持ち家を持っている人です。

持ち家の場合は、年数が経てば経つだけ経年劣化などによる修復費用も必要になりますし、キレイに保つための維持管理も必要になります。

その分、資金調整と年齢を重ねた時に本当に自分が対応できるのか?ということをきちんと考えてください。

その後、お子さんがいるのであればお子さんのために土地だけは残しておきたいとか最後まで持ち家で暮らしたい、ということであればきちんと老後のためにお金を残しておかなくてはならないので、いくら残せばいいのかそのためにはどんな風に動かなくてはいけないのかを考えられるので、有意義な50代を過ごすことが可能です。

 

また、持ち家を手放す検討するのであれば、どのタイミングでマンションは賃貸か分譲か、もしくは有料老人ホームなどに入るか?など中長期的な住まいに対するプランをきちんと検討しておきましょう。

住プランを考えることによって、お子さんや将来的に自分の負担も少なく済みますし、夫婦や家族間で話し合う良いきっかけにもなります。

先々のことをどう検討するのか、というのは考え方がそれぞれあるのと同様にいろんな答えがあります。

納得できるこれからの人生・住プランを考えてみましょう。

 

住宅ローンの完済時期をもう一度見直す

住プランをしっかりと考えた後は、住宅ローンに関しても検討する必要があります。

現状住宅ローンを払っている人は、何歳頃までに完済しようか?というのも考えておくことが大事です。

理由としては、住宅ローンは仕事があるうちはそこまで気にならないかもしれませんが、実際完済する時期を確認してみると、意外に長いことがわかります。

定年後も支払いが必要にある可能性も多く、いつまでも老後資金や介護資金を貯められない、と定年が近くなってから気付く人もたくさんいるのです。

そこで、50代のうちからしっかりとどのような方法で住宅ローンを完済させるのか、完済時期の見込みはどうなのかを考えておきましょう。

 

住宅ローンが定年前に終わる、という人でもほとんど定年間際に終わる場合は資金を貯められずに困ってしまいます。

そのため、退職金で繰上返済を行うことが完済時期を早める多くの人がとる方法です。

ですが、繰上返済をする資金がない人は住宅ローンを払い続けるしかありません。

もしくは、条件が合えば別の住宅ローンに借換えをすることも1つの手です。

見極めポイントとしてはそれぞれの返済総額を試算して比較するだけで大丈夫ですが、その場合借換え手数料などをきちんと考慮してください。

その上で手数料以上のプラスがある場合は、借換えを検討する価値があります。

不安点や疑問は必ず出てくるので、まずは相談をする方が良いでしょう。

中には、持ち家を担保にして生活費の借り入れを行うというリバースモーゲージという方法もあり、担保評価の5割から7割程度が上限ではありますが、金融機関だけではなく社会福祉協議会でも対応してくれるので、借りることに抵抗感がある人でも安心です。

 

どの方法が正解というわけではありません。

その人が持っている家の残債額や資産状況によっても変わってくるので、一度は専門窓口に相談するようにしましょう。

 

今注目されている「事業用不動産」

今後の老後のための資金作りとして、退職金を使ったり貯金を使ったりして事業用不動産を持つ人が増えています。

事業用の不動産というのは、住まいとして不動産を購入するのではなく、物件オーナーとして収益を得るために購入することをいいます。

マンション・アパートだけではなく、商業施設、倉庫、駐車場なども居住用以外でも事業用不動産を持つことは可能です。

ただ、サラリーマンの方が事業用不動産を持つ時は、ほとんどの場合がマンション・アパートで、メリットとしては空室さえ出なければきちんと毎月一定の賃料収入を得られるので、老後の生活を安定させる要因となります。

滞納などのリスクを背負うこともありますが、連帯保証人を必須にしたり家賃保証の会社を利用することによって、リスクを大幅に軽減させることは可能です。

住まいの物件を所有しているので、社会情勢や景気の変動などの影響を受けにくく、自分の資金を大きくではありませんがきちんと増やせるように期待ができます。

 

事業用不動産を所有する際は、住宅ローンを使用できず不動産投資用のローンを組むことになるため、まずは不動産会社などに相談をしてみてください。

あくまで、事業用不動産を購入した場合のみ経営が可能なので、自身の住まいを事業用にすることはNGです。

ある程度初期費用は必要になりますが、立地や物件設備などに考慮することで今後の自分の生活を豊かにする収入が得られる可能性が高くなるので、最近では非常に注目されています。

 

まとめ

自分の将来にとって、人生設計や居住計画というのは非常に重要なポイントになります。

自分にも家族にも負担をかけないような住プランをしっかりと検討してみて、自分なりにどんな行動を今から取るべきなのかを理解してください。

もしも迷った時は、不動産会社やローン会社など専門的な窓口に行って、相談してみるとアドバイスをもらえるので、時間を作って話してみましょう。